むち打ち
- 交通事故に遭ってしまった
- 首に激しい痛みがある
- 吐き気・めまい・手足のしびれがある
- 普段は出ないのに事故後に頭痛がする
- レントゲンで異常はなかったが症状がある
むち打ちとは?
身体に大きな衝撃を受けた時、人は咄嗟に身体を固めて身を守ろうとします。
その瞬間的な衝撃に耐えられなかった場合、姿勢を固めた身体に対して「頭が揺さぶられた」状態が起きます。これをむち打ちと言います。
むち打ちの状態
むち打ちになってしまった方は様々な不調を訴えられます。
そしてそのお悩みは少しずつ変化していくことが多くあるのです。
それは何故かといいますと、人間の身体、特に関節付近の組織にある『位置感覚』を司るセンサーの役割のためです。
頭が揺れた時、首の骨のいくつかが揺れて関節の位置がずれてしまい、姿勢の位置感覚に異常をきたしてしまうのです。
むち打ちで悩まれている方々の実際のお悩みをいくつか紹介します。
- 頭痛、耳鳴り
- めまいやふらつき、吐き気を感じる
- 同じ姿勢が続くと首に痛みや辛さを感じる
- 振り返ったり、見上げたりすると首が痛む
- 首の痛みと併せて腕や手先にしびれが出る
- 痛みやしびれがあり、うまく体が動かない
- 排便や排尿に異常がでるようになった
- 顔がひきつったり、眼精疲労が起きている
- 事故後の集中力の低下と眠気がすごく出る
交通事故や日常のアクシデント後にこのような不調がでたら、むち打ちを疑ってみたほうが良いでしょう。
むち打ちの種類と解説
むち打ちにはいくつかのタイプがあり、それにより不調の出方や対応方法も大きく異なります。
首の痛み以外で起こっている不調もむち打ちによる影響である可能性があります。
ご自身のお悩みがあてはまっていないか、ご確認してみてください。
頚椎捻挫型
- 首筋や肩・背中に張りや痛みがある
- レントゲンでは異常がないが痛みがある
レントゲンには写らない筋肉と靭帯の弛みによって、同じ姿勢を取り続けた時や動きを出した時に痛みが出ます。
捻挫特有の痛みで、もみ・ほぐしは細心の注意を払わなければいけません。
マッサージ店にいったり素人判断で強くほぐしたりはしないようにしてください。
神経根症状型
- 首筋や肩にこわばりや痛み、だるさがある
- 手足にしびれがあり上手く動かせない
- 感覚がおかしい
脊髄から枝分かれして出てくる末梢神経の根本部分が、飛び出てきた椎間板に当たって痛みが出ます。
身体や筋肉がこわばってしまいますが、それは神経が興奮していて力が抜けなくなっているからです。
筋肉をほぐしてもすぐに戻ってしまうのはそのためです。
バレ・リュー症候群型
- 普段は出ないのに偏頭痛が出るようになった
- めまい、ふらつき、耳鳴り、吐き気などの症状がある
交感神経と副交感神経が障害されてバランスが崩れることによって、いわゆる自律神経失調に近い状態に陥ります。
血流がうまくコントロールできずに、不調の出方に不安定感がでます。
適切な治療を受けつつ症状・状態をしっかりと把握することが大切となります。
脊髄症状型
- 痛みや痺れ、こわばりやだるさがある
- 手足にしびれがあり動かしにくく、歩行もぎこちなくなる
- (排尿・排便を含む排泄が上手くいかなくなる
「神経根症状型」に似ていますが、末端神経と比べるとより身体の中央寄りに不調が誘発されます。
そういった状態を考慮に入れた処置が必要となります。
脳から背骨の奥にある脊柱管というところを通って繋がっている、「脊髄」という神経の幹にあたる部分が障害を受けている状態です。
お辛さが重い場合は病院・医師との連携を密に取る必要があります。
脳脊髄液減少型・低下型
- 頭痛、めまい、集中力の低下が著しくなり、なにもやる気がでない
- 痛みもあるはずだが自分の状態がわからない、理解できない
事故の影響で脳脊髄液が脊髄を覆っている硬膜との間に漏れ出てしまい、液量が減ってしまうことで起こりえる状態です。
脳脊髄液は血液から血球成分を抜いた液体で、成分はリンパ液とほぼ同じです。
脳への物質の運搬や循環を司っています。
現在は医師との連携を最も必要としている病態です。
自然治癒力だけでは回復がままなりませんので、効果的な対処法を医師と共に構築しています。
むち打ちのケア
交通事故によるむち打ちの回復にはなるべく早期に診断・施術を行うことが大切です。
月の輪接骨院は国家資格所持者である柔道整復師が施術を行う医療機関であり、自賠責保険を利用しての交通事故・むち打ちケアが可能です。
事故後のご体調に異変を感じる際はぜひお早めにご相談ください。
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