第123回 なぜ指をほぐすと自律神経が整うのか?
名古屋市中区栄伏見の月の輪接骨院です。
「爪もみ健康法」ってどこかで耳にしたことはありませんか?
「爪を揉むことでどう身体に働くのか?」というところまで詳しくない方がほとんどではないでしょうか。
結論からいいますと自律神経の乱れに対しての最強セルフケアが実は「爪もみ」なんです。
お風呂の中でもお昼休憩中でも、そこまで場所と時間を選ばずにあなたの自律神経が整うって、ちょっと凄くないでしょうか!?
爪の生え際の青字の点で印しをつけているところが、東洋医学でいわれている【井穴(せいけつ)】という特殊なツボなんです。
井穴には、「知覚神経」という感覚で脳に伝える神経が他の場所よりも多く存在しており、井穴を刺激することで興奮した自律神経を抑える働きがあるといわれています。
イタ気持ちいい強さで、もう一方の手でつまむように揉んでみましょう。
指一本につき、10秒~20秒で大丈夫です。
自律神経が整うことで、リラックスや疲労の回復、免疫力のUPなどが期待できます。
それだけでなく、肩こりや腰痛・体調不良にも良いといわれています。
それぞれの効果についても簡単にお伝えしますと…
●親指:呼吸器系の不調に
●人差し指:消化器系の不調
●中指:耳に関わる不調
●薬指:眠気覚ましや気分の落ち込み
●小指:肩こり、頭痛、生理痛に
(※薬指についてですが、眠気覚ましに有効なので寝る前は控えて下さい。)
その他、心疾患、膀胱、腎臓疾患、高血圧、動悸、息切れなど自律神経の乱れが整うので、ありとあらゆる効果が期待できます。
もちろん、爪もみは予防的な狙いとしてですので、爪もみだけで今現在病気の人が改善するというわけではありません。
とはいえ、とっても簡単なので、セルフケアとしては最強だと思います。
鍼灸師の立場でもある私ですが、「爪もみ健康法」はイチオシです。
是非、毎日続けられるセルフケアとして、トライしてみてください!