第113回 良い姿勢を意識するってストレスだし、ナンセンス

こんにちは。
自己実現120%達成の水先案内人、猫背矯正マイスター®の三輪と申します。
姿勢の専門家として約10年、身体のことについて日々勉強し、インプットしたものをお越しになった方々へアウトプットして参りました。
省エネ姿勢(筋肉を疲労させず骨で支える姿勢)かつ、見た目も良い姿勢こそが【コリ・痛み・しびれ】の3大不調を取り除くことに繋がり、若々しく健康を保つこと上で重要だということです。
しかしながら、クライアントの方も施術者側も、よくありがちな落とし穴についてお話させていただければと思います。

 

姿勢の意識について

 

基本的には姿勢に意識は必要ありません。

それよりも、姿勢が自然と(無意識)に良いという環境を作ることが大切です。

 

「良い姿勢を意識しよう」というアドバイスはよく耳にしますが、よい姿勢の一般的なイメージは以下のようなものが多いのではないでしょうか。

・顎を引いて背筋を伸ばす

・天井から吊るされているような意識を保つ

・胸を張って肩甲骨を引く

これらに共通しているのは「意識」です。

 

実際に「意識」をしてみてください。

きっと10分、20分と続けていると体がガチガチに緊張して筋肉がパンパンになり、疲れてしまいます。

 

つまり、「よい姿勢を意識する」と逆に筋肉は固くなってしまうのです。

よって、姿勢は「意識」でコントロールするものではありません。

 

そうは言っても楽な姿勢をとると背中や肩が丸まり、頭が前に突き出たような姿勢になってしまいます。

では、どうすれば一番良いのか…?

 

体幹の安定性が重要

 

体幹とは、簡単にいうと頭と手足(四肢)を除いた胴体を指す部分で、特に「骨盤~横隔膜のお腹の部分」を指します。

体幹の筋肉が柔らかく、正常に働く事で腹圧はかかります。

 

腹圧というのは、腹腔内圧(ふくくうないあつ)といい、お腹にかかる圧力のことです。

主な役割は、

・運動軸を安定させる

・姿勢を安定させる

・力を伝達する

・衝撃を逃す

などが挙げられます。

 

ベストな体幹機能とは、「ニュートラルな状況から柔らかくも、硬くもなれる」ことで、常にカチカチに固まっている状態は良くありません。

 

良い姿勢とは、適切な体幹機能を備えることであって、「意識」ではありません。

「意識」はストレスになるため、姿勢を調整するための神経の働きを悪くしています。

良い姿勢でいることは、あくまで自然体であることが鉄則です。

 

反対に、見せるために意識的に作った姿勢は、

【努力姿勢】と呼ばれます。

努力姿勢は筋肉を意図的に働かせているため、全身が緊張してしまい、次の動作に移りづらくなってしまいます。

 

人前に立つ時は一時的に仕方ありませんが、日常的には難しいですよね。

そこで意識するということをできるだけ抑えた3つのポイントを次にお伝えします。

 

意識してしまうのはこの3つだけ!

 

1.かかとが床についていること

2.坐骨が椅子についていること

3.目の焦点を一定に固定しないこと

 

この3つにポイントを抑えて体幹を高めましょう。

あとは同じ姿勢を長時間保つことをせずに、まめに体勢を支えていくことが大切です。

 

「姿勢の形状記憶理論」とは

 

昔、メガネのフレームが柔らかい・曲げてもすぐにもとに戻る形状記憶メガネが流行りましたが、姿勢も悪い意味での「形状記憶」があり、一瞬で良い姿勢が定着することはありません…。

例えば、一度整体を受けても、それは一時的ではあるので、継続したアプローチが必要となるわけです。

 

やはり、週に一回2~3か月は、猫背を矯正する整体『猫背姿勢矯正』で、姿勢の専門家による施術分析やレクチャーをお伝えしつつ、計画的によくしていくことをおすすめします。

 

もちろん、良い体幹を保つようなセルフケアも大切です。

あなたも無意識で自然体な省エネかつ見た目も良い姿勢を手に入れて、【コリや痛みやしびれ】とさよならして、若見えを目指しませんか!?

 

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