第111回 理想的な立ち姿勢とは…?
猫背矯正マイスター®が在籍している当院の強みはなんといっても【姿勢について】です。
立ち姿勢・座り姿勢・歩き姿勢の基本の3姿勢って皆さんはご存知ですか?
知ってはいるけれど…というあなたも、知らない人も、まずは興味を持っていただくところから始まると良いですね。
知識はやがて理解になり、そして実践を経て容易になり、最終的には洗練される!
少し名言っぽくなってしまいましたが、今回は理想的な立位姿勢(立っている時の姿勢)についてのお話をさせていただきます。
理想的な立位姿勢とは
①身体動揺が少ない
②姿勢を乱すような動きの影響が最少
③筋活動やエネルギーが最少である姿勢
のことを言います。(1889.Braune Fisher)
理想的な立位姿勢の世界的な定義がこの3項目となりますが、かみ砕いて申しますと…
「体幹に安定感があり、重心のバランスが整っているため、省エネで活動できる姿勢」です。
何となくでも伝わるでしょうか?
体幹とは、頭部と四肢(手足)を除く胴体のことを指しますが、特に体幹(下部)である「横隔膜~股関節」が非常に大切な部分であるといえます。
特に骨盤周囲では、前に傾いていたり、後ろに傾いていたり、右に左に寄っていたり、右に左に傾いていたり、右に左に捻っていたりと8パターンの方向に複合的かつ立体的に歪みを生じています。
ですから、厳密にいいますと、完璧な姿勢というのは歪みも含めて姿勢といえるので、存在しないのではないかというのが私の自論です。
そこで立位姿勢を理想の姿勢とそうでない姿勢に分類した「ケンダル(Kendall)の姿勢分類(2006年)」という資料がありますので、少し紹介いたします。
①ノーマル(標準型)
重心線の位置が耳たぶ → 肩の先(肩峰)
→股関節の出っ張った骨(大転子)→膝関節の前
→外くるぶし2~3cm前
横向きになっている状態で各身体のパーツが上から下まで一直線を通る姿勢です。
②ロードシス(前弯型)
重心線の位置が標準に対して腰が反っていて、骨盤も前に傾き、膝関節はピンと伸び、足首は少し曲がっているといった姿勢です。
反り腰の状態ですが、比較的軽く年齢も若い世代で、女性に多い立ち姿勢といえます。
③カイホロードシス
重心線の位置が標準に対して頭が前に傾き、背中が丸く、腰が反っていて、骨盤は前に傾きます。股関節は曲がり、膝はピンと伸びていて、肩甲骨は外に広がっています。
反り腰ではありますが、全体的に背骨のカーブがきつくなっていて誰もがわかる猫背です。
比較的に軽いわけでなく、身体に何かしらの不調は持っていて、年齢も重ねている方、特に女性に多い立ち姿勢といえます。
④フラットバック(平背型)
重心線が標準に対して頭が前に傾き、背中が丸く、腰は真っすぐ。
骨盤は後ろに傾き、股関節と膝関節が伸びていて足首は少し曲がっているといった姿勢です。
背中や腰が真っすぐから丸まっていっている猫背、比較的若い世代かつ男性に多い立ち姿勢です。
➄スウェイバック(後弯平坦型)
重心線が標準に対して頭が前に傾き、背中は丸く、腰は真っすぐ。
骨盤は前にも後ろにも傾き、股関節と膝関節がのびている姿勢です。
文字だけだと④のフラットバックと似てはいますが、④のフラットバックの歪みの増強された姿勢です。
猫背の中でもなかなかの重度で、身体に何かしらの不調はあると考えられます。
比較的、年齢を重ねた男性に多い立ち姿勢です。
まとめ
立ち姿勢をみるだけで、あなたの緊張している筋肉や弱っている筋肉もわかりますし、不調か好調かどうかもわかってしまいます。
すべてではありませんが、理想的な立ち姿勢ができると日頃の疲労も最少で済みますし、好調で日々を送れること間違いなしです!
身体が整ってくるとあなたの「言葉」「感情」、「思考」までアップデートしていきます。
ご興味のある方は、是非当院自慢の姿勢に特化した整体施術【猫背姿勢矯正】をまずはお試しいただくとご自身の今の姿勢がわかり、理想の姿勢がわかってきます。
あなたの人生が大きく変わるかもしれないチャンスですよ!
これは大げさではありません。
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