第68回 デスクワーカーに多い猫背、頭部前方変位とは!?

最近、当院に通って下さっている、とある同業の経営者さんから「猫背に関する講演」をお願いしたいと依頼を受けました。
特にビジネスマン・ビジネスウーマンの方が当院によくお越しなので、「デスクワーカーに多い猫背」の施術が自然と得意になってきました。
そこで、今回はデスクワーカーに多い猫背の「頭部前方変位」について、解説します。

 

こんにちは。

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頭と背骨の位置関係について

 

背骨の上に正しく頭がのっている場合、肩の位置と耳の穴が一直線上になり、地面と垂直になります。

肩の位置(肩峰と呼ばれる肩の先)よりも耳の穴の位置が前方に変位している場合、頭部前方変位と呼びます。

 

頭を下に傾け過ぎた姿勢を続けると、首の筋肉は固くなる…

 

どんな姿勢でも同じ格好のままですと、例え良い姿勢でも負担がかかるものです。

特に俯いている姿勢は、首にとってダメージが大きいと考えられます。

というのも、頭部の重さは体重の約8~10%とされ、例えるなら60㎏の人で5~6㎏の重さ、ボウリングの球ほどあるといわれています。

その重さが15°傾くと、首にかかる負担は実質の重さの倍、負担がかかるとされており、先ほどの例えでいうと15°傾くと12㎏、30°傾くと18㎏、45°傾くと24㎏…と負担はかかり続けてしまうのです。

首が腰の筋肉ほど頑丈であればいいのですが、首の筋肉は細いので「無理をしながら頭を支えている状態が続いている」と考えられます。

いくら首をストレッチしたり、ほぐしたりしても、その姿勢を取り続けてしまうと元通りになり、首の筋肉が固くなってしまいますと、ますます正しい姿勢に戻れなくなります。

楽に耳の穴と肩の位置が一直線上になるという理想の姿勢からは遠ざかってしまいます。

 

正しい姿勢の意識を心がけてみよう!

 

背骨の上に正しく頭がのっていることを意識していく中で、ポイントがいくつかあります。

 

・顎を少し引いてみる

・耳を気持ち(1~2cm)後方にしてみる

・舌の位置を上顎(上の歯の後ろ、口の中の上部)にそっとのせおくイメージ

 

まとめ

 

たったこれぐらいの意識ですが、それだけでもかなり変わってきます。

さらに筋肉をほぐしたりすることが必要ではありますが、普段から頭が前に出てしまっている人は気が付いた時でも構いませんので、位置を正すようにしてみて下さいね!

 

今回の内容へのご意見・ご感想・その他のご質問は、猫背矯正チャンネルまでお願いします。

 

 

 

 

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