身長が伸びるメカニズム
この骨端線とは、骨を発生させる骨芽細胞の集まったもので、
骨の筋を太くし、骨の幹を伸ばし、成長させていきます。
身長を伸ばす為にしっておくべき知識
◆身長が伸びるメカニズム
人体の成長には「成長ホルモン」「甲状腺ホルモン」「性腺ホルモン」という、三つのホルモンが関わっています。
そのうち最も深くに関与しているのが成長ホルモンです。
この成長ホルモンが骨芽細胞に働きかけ、骨端線を刺激することで増殖し、成長を促します!
男性ならば18歳、女性ならば16歳になると骨端線が消失し、骨の伸びがなくなるといわれていますが、臨床上では骨端線が閉鎖した後にも身長の伸びは数多く報告されています。
骨の中にまばらに存在する骨芽細胞にしっかりと栄養を届け、育むことで骨端線が閉じてしまった後でも若干ではありますが、骨や身長の成長が見込めます。
【男性:18歳 → 20歳】【女性:16歳 → 18歳】
◆身長が伸びる可能性は…?
骨という視点だけでなく、「軟骨組織」にも着目してみます。
その可能性のある部分が3か所あります。
① 椎間板(背骨と背骨の隙間)
② 股関節
③ 脚を繋いでいる膝関節
これらには骨同士が直接こすりあわないように弾力のある軟骨組織が存在しています。
同じ人でも、夜になると朝より1㎝程度身長が縮みます。
それは起きて歩き回っている間に重力の影響を受けているためなのです。
また、寝ている間に軟骨組織が重力から解放され、身長が元通りになります。
椎間板だけでも23個ありますから、それぞれが1㎜伸びるだけでも身長が2,3㎝伸びることになります。
身長を伸ばす栄養素
必須アミノ酸の1つであるアルギニンは、体力でタンパク質を作り出す作用を持ちます。
子供の身長を伸ばすには、必須成分です。
一般的にタンパク質は上に伸ばし、脂質や炭水化物は横に広げる傾向があります。
ビタミンとミネラル(無機塩類)は身体の調子を整え、他の栄養素を身体に取り込めるようにアシストし、他の栄養素と一緒に取ることが望ましいです。
これらをまんべんなく「たくさん食べる」ことが最も重要です。
加えて、それらの栄養素を、背を伸ばすために活用するには、アミノ酸を有効活用することをお勧めします。
身長が伸びるプロセス
まずは医学統計から、成長の度合いをお話しましょう。
生まれた子供の身長は平均で49cmです。
母乳を飲み、首が座り、寝返りを打つようになり、離乳食が始まり…最初の4年でぐんぐん伸びて、4歳0ヶ月でぴったり100cmになります。(幼年発育期)
4歳からは、毎年5~6cmずつ伸びます(安定伸長期)。
次に、第二次性徴期が始まります。
始まりの兆候は、男性は睾丸が大きくなって垂れ下がること、女性はバストに何かの変化が現れることです。
第二次性徴期の始まりは、平均すると男性は11歳6か月、女性は10歳0ヶ月です。
この直前の1年は伸び率が少し低下し、平均すると年間5cmの伸びになります。
第二次性徴期が始まると2年間はぐんぐんと伸びます。
平均で男性は年間8.7cm、女性は7.4cmです。
この2年間を「よく伸びる2年」と名付けますが、この2年の真ん中の1年は10cm以上伸びることもしばしばです。
この強い伸びはいつまでも続かず、2年たったところで伸びは低下しはじめ、「止まりゆく3年」に入ります。
止まりゆく3年は、男女とも、最初の1年は4~5cmの伸び、次の1年は2cmの伸び。
最後の1年が1cmの伸びです。
最後の1年で1cm伸びたら、身長の伸びは基本的に終了します。
「よく伸びる2年」と「止まりゆく3年」」を合わせると男性で平均25cm、
女性で平均22cmの伸びになります。
日本人の最終身長の平均は男性で171cm、女性で158cmです。
(下記図:上)
男性の声変わりは、よく伸びる2年の最終段階に起こりますが、よく伸びる2年の中盤で起こることもあります。
大声を出している子供の場合、声変わりは身長が伸びるプロセスから遊離して早く始まることがあるようです。
女性の初潮は、よく伸びる2年で子宮卵巣系の発育を完成させた後に生じます。
つまり、よく伸びる2年を終えて、止まりゆく3年に入ってからの半年以内に初潮が見られるのです。だから、生理が始まると背の伸びは急速に止まり始めます。
陰毛、腋毛が見られるのは、よく伸びる2年の中盤です。
ただし、女子の場合はかなり遅れることがあります。
ハイチャージ184通電による代謝活性
身体には37兆ある細胞の中に平均300~500個のミトコンドリアが存在し、全体重の10%を占めます。
生体内の活動に必要なエネルギーのほとんどは、ミトコンドリアからATP(アデノシン三リン酸)の形で供給されます。
新陳代謝にもATPが有効活用されるため、新しく細胞が作られる際にも、その細胞1つ1つにも活力を与えて、全身をリフレッシュさせることができます。
定期的なミトコンドリアへのハイチャージ通電のプログラム「全身活性」による刺激は、細胞内のミトコンドリアの活動量を増やして、定着させていきます。
身体が弱い子供には強い身体を、既に運動能力に長ける子供には、強い疲労回復力と能力向上に期待ができます。
関節への刺激は、ハイチャージ通電のプログラム「可動化」、もしくは、「スポーツ」を選択し、「全身活性」を同時併用通電していきます。
関節を支えるインナーマッスルを刺激し、鍛えることで万有引力に対して身体を引き起こす力を養います。
子供の成長曲線を上向きにさせる為には、新しく作られる骨格・筋肉・血液がハイチャージ通電によって得られた細胞活性で活力が溢れた身心の状態の上に、定着をさせていく必要があるのです。
※詳しくご覧になりたい方は、
当院にハイチャージ184通電に関する小冊子がございますので、お気軽にお尋ねください。