第108回 寿命を減らす3つの習慣
今回は前職を含めて、健康に従事してきた期間は、18年を越えました。
この経験を基に寿命を減らす3つの習慣についてお話します。
これを意識してお過ごしいただくだけで老化を防ぎ、健康で快適な人生を送りやすいと思いますので、参考になればと思います。
寿命を減らす習慣①「糖質、甘いものを摂りすぎる」
あるフードファイター(大食いの人)に翌日最も身体に残り、身体の調子が悪くなる食べ物が何かをアンケート取ったところ「ラーメン」と回答された方が多かったそうです。
お酒を飲んで〆にラーメンっていうのは、究極の糖質の摂り方になるので気を付けた方が良いですね。
体内で糖質やタンパクが合成されてAGE(糖化最終生成物)になると糖化と言われ、老化の原因となると言われています。
糖化は「体内のコゲ」と認識していただければと思います。
これは血管を傷つけ、老化を促進させるので大きいところでは、内臓の障害、皮膚にシミ・しわができやすくなったりします。
血管を傷つける=全身の病気のリスクが高まるということを認識していただくと、糖の摂りすぎが良くないことが理解できますよね。
寿命を減らす習慣② 「口呼吸、いびき」
口は食物が通る道であり、鼻は空気が通る道であるというのは、誰でも知っていると思います。
鼻での呼吸は花粉やカビ、ほこり等を取り払ってくれるのですが、口呼吸では保護されません…。
つまり、口呼吸では病原菌が体内に入り放題になります。
口呼吸では呼吸が浅くなりやすいため、「肩で息をする」動きになりやすいです。
呼吸というのは「横隔膜」という筋肉が働くことでお腹が膨らみ、酸素を取り入れていますが、口呼吸で、さらには肩で息をするような動きを常に行っていると二酸化炭素を吐き出しにくくなる…。
というような状況が慢性的に日々行われてしまうわけです。
そして、「いびき」についてですが、いびきの酷い人は睡眠時無呼吸症候群になりやすいです。
睡眠時に酸素不足に陥ることで心臓に負担をかけ、心拍数が上昇します。
様々な病気の入り口になってしまうわけですね。
寿命を減らす習慣③ 「精神的ストレスが多い仕事」
独身男性の平均寿命が短いのは、ご存知ですか?
なんと、平均寿命は67.2歳といわれています。
パートナーがいるか、いないかによって10年以上も寿命に関係しています。
その中でも特に
・お金
・事業、ビジネスの失敗
・仕事のストレス
等の理由で自殺を選択される男性も多いのだと厚生労働者が分析しています。
人はストレスを感じるとホルモンバランスが乱れます。
【ストレス → ホルモンの分泌 → 免疫力の低下 → 病気】
という流れで病気へと繋がってしまいます。
ちなみにストレスによって乱れるホルモンと神経系ですが、
・副腎皮質ホルモン(コルチゾール)
・自立神経系(アドレナリン、ノルアドレナリン)
ストレスの多い人って老けている、または疲れているように見えてしまいます。
このコルチゾールというストレスに対抗するホルモンが出るときに「活性酸素を発生させる」ので、正常な細胞、遺伝子を傷つけ、病気になったり老化を早めたりします。
まとめ
総括しますと、
①無意識にとっている糖質に気をつけましょう
②呼吸は鼻からしましょう
③ストレスの対処法や環境を整えましょう
ということになります。
平均寿命全国1位の滋賀県(男性)、長野県(女性)の生活習慣を考えてみますと、水や食べ物が良いとか。喫煙、飲酒が少ないとか、運動習慣があるとか、自然が豊かであるとか、そのような背景があるからだといわれています。
3つの習慣を意識して健康寿命を延ばしていけると人生が今よりもっと豊になっていくことだと思います。
まずは簡単なところから実践していきましょう。