第84回 睡眠の新常識とは?
夏バテの余韻や新型コロナウイルス対策も続く日々ですので、まだまだ免疫力の低下を起こさないように気をつける必要があります。
免疫力を上げる1つとしても重要なのは、やはり「睡眠」です。日々の疲れや体を回復させるのにも主要となってきます。
ですが、「夜なかなか寝付きが悪い」、「途中で起きてしまう」、「朝早くに目が覚める」、「睡眠時間が少ない」、「朝すっきり起きれない」等…
これら一つでも該当するなと思われた方に!!知って得する情報をお届けします。
こんにちは。
なりたい姿の水先案内人、猫背姿勢矯正マイスター®の三輪裕司です。
「骨格軸」と「膜」整体で、「構造」と「機能」を正常化し、自己治癒力を促す姿勢の専門家です。
大人の「猫背姿勢矯正」とお子さんの「身長促進整体」を得意としております。
猫背矯正チャンネルを通じて、一人でも多くの方が健康や美容への知識・興味関心を持っていただくために、月一回程度ではありますが、発信を致しております。
さて、本編に参ります。
まず、睡眠の質をあげる為に必要な要素として、「体温管理」が挙げられます。
よく聞いたことや実感したことはありませんか?
例えば、食後に眠たくなってしまう現象です。
食事をしたことで体温が上がり、消化と共に徐々に体温が下がっていくのですが、その下向時に「眠気」を感じたりするのです。
もちろん、体温だけでなく「食事の内容・満腹度合い」も関わってくるので、一概に「体温」だけが要因とは言えませんが、人は基本的に体温が高いところから徐々に下がっていく段階で「眠気」を感じるという風に言われています。
そこで、「体温」に関して、まず以下をご紹介します。
1. 「手のひら冷却」で、睡眠の質を上げる!
2. 「手のひら冷却」で、熱中症予防・ワクチンの副反応を抑える!
記載した方法は、実は「効率よく体温を低下させる方法」であり、最近分かってきたことでもあるのです。
以前は、リンパや毛細血管が集中しているという「脇の下」や「股関節」を冷やすと良いと言われていました。
確かにその部位を冷やすことも間違いではなく、効果はあるのですが、「手のひら」を12-15℃に冷却することで、体温上昇をより一層防ぐことが出来るのです。
何故、「手のひら」なのか…?
手のひらには「AVA血管」という特殊な血管が豊富にあります。
別名「動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)」という動脈と静脈を直接つないでいる血管です。非常に血流が盛んなポイントとなっています。
その他、「顔」や「足の裏」なんかにも存在しています。
このAVA血管は、体温調節が仕事になっていて、深部体温を保つために収縮させたり、拡張させたりという動きを行っています。
その作用を利用することで、最初に紹介した二点のような【メリット】が得られるのです!
ポイント1
お風呂上りに冷水(12-15℃ぐらい)を【顔・手のひら・足の裏】にかけると、その後の体温調節機能が活発に働き、自然に「眠気」が出て、良質な睡眠を作ることが出来ます。
ポイント2
熱中症が心配される猛暑の日に出かける前、冷水(12-15℃)で手のひらを冷やしたり、冷たいペットボトルや水筒などを持参しておくと良いです。
ちなみに、運動をする前に手のひらを冷やしておくのもおすすめです。
ポイント3
コロナワクチンを打った直後、打った箇所(腕)と手のひらを1-2日程冷やすと腕の痛みを軽減できます。
まとめ
そんなに難しくなく、お手軽に体温調節が出来る方法とそのメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
手のひらを冷やすだけというシンプルなことではありますが、身体の仕組みを理解した上での方法ですので、効果は抜群です!
是非、お試しくださいね。
今回の内容へのご意見・ご感想、その他の質問は猫背矯正チャンネルまでお願いします。