第81回 根本的に体を良化する為に、知っておきたい悪化因子4選!
当院では、日々からだの不調を抱える方たちのお悩みに向き合っています。
腰痛・肩凝り・頭痛をはじめ、肩の痛み、膝の痛みなどの「関節痛」はもちろん「不定愁訴」と呼ばれる悪寒・倦怠感・冷えやむくみ、めまい・耳鳴りなど、多岐に渡ります。
通院されてる方で、早く回復される方とそうでない方は、どうしても個人差が出てしまいます。
今回は、その【個人差】について私なりの見解を述べさせていただきます。
回復が遅れてしまう方の特徴があります。
今回は、年齢や性別・職業といった因子もございますが、その他、共通している回復が遅れてしまう原因を知っていただくことで、ヒントにしていただければと思います。
根本的に身体を良化するために知っておきたい悪化因子
第4位 【 運動不足 】
当ブログでも何度かお話しております、運動不足…。
コロナ禍においてステイホームを余儀なくされて、ジムへ通いを辞めてしまった…など。
運動不足になっている方も多いのではないでしょうか?
逆に、人のいないところを見計らって、運動をし始めた方もおられるかもしれません。
最近では、夜になるとウォーキングやランニングに勤しんでいる方をちらほら見かけることが増えました。
心身のリラックス・血液循環の促進を獲得できる運動は、余分な脂肪を燃焼させたり、筋肉をつけることも出来ます。
運動のやり過ぎもそれはそれで、心臓に負担をかけますが、運動不足でも良くありません…。
何事にも適量というものがやはりありますね。
適量といいますと、週に150分以上の運動を行うと良いといわれています。
トランポリンや水泳など、全身運動を私はおすすめしています。
トランポリンについては第30回のコラムにて解説しておりますので、是非そちらもご覧ください。
第3位 【 長時間の同一姿勢 】
やはり姿勢の専門家としては、身体を歪める因子を重要視します!
座りっぱなし、立ちっぱなしなどの長時間の同一姿勢をとり続けますと、身体を歪めざるを負えません。
また、座り方や歩き方も歪みを作ってしまう因子のひとつですね…。
座り仕事をしている方は、極力立つことや座りながらでも背のびをしたりなど、同一姿勢を長時間しないように心がけてみて下さい。
第2位 【 寝不足 】
動物も人も同じで、傷を修復させようと思うと、しっかり睡眠をとるべき生き物です。
6時間未満の方は、回復がどうしても遅れてしまいます。
まとまった時間が取れない人は、昼寝30分を入れてみることをおすすめします。
第1位 【 暴飲暴食 】
意外とこのあたりは知らない方もいますが、食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、早食いや夜遅くの食事、偏りきった食事も当然よくありません。
何故、いけないのか?
それは内臓を酷使するからです。
内臓を酷使すると何故いけないのか…?
「消化・吸収・分解・合成」という働きにエネルギーを使いすぎて、「身体を回復させるためのエネルギーが不足してしまうから」なのです!
つまり、食べ物を処理すればするほど、回復力がその一定時間下がってしまうのです。
もちろん、じゃあ絶食すればいいのかといえば、絶対にそうではありません!!
ですが、必要以上に食べてしまうと、回復よりも負荷がかかってしまう恐れがあるということはいえるかと思います。
内臓を使って食べ物を処理するエネルギー(消化酵素)を使うと、身体の回復に回すエネルギー(代謝酵素)が欠乏してしまいますので、食べ物の量をコントロールする必要があります。
さらには、栄養バランス、食べる時間帯、食べ終わる時間、咀嚼回数など、気を付けるべき点は多岐に渡りますが、まずは、量を食べ過ぎない、時間帯によっては少し減らすという意識を持っていただくと良いのではないでしょうか。
番外編! 精神的ストレスの蓄積
ストレスって、良いストレスと悪いストレスがありませんか?
適度な緊張感は、身体にとってはプラスに働く面もありはしますが、イライラや不安に苛まれている悪いストレスは、どなたでも必ず何かしらで感じているかと思います。
良くないのは、そういった悪いストレスの「蓄積」です。
ストレス解消が出来る人は、身体が良化しやすいですが、溜め込んでしまうことで、部位の痛みや身体の不調と負の感情がリンクしてしまい、いつまでたっても身体が良化しにくくなってしまうのです。
「病は気から」という言葉がありますが、それはやはり間違ってはいないのかもしれません。
まとめ
番外編も含めると5つの悪化因子をご紹介させていただきましたが、これらを見直していくことで身体が良化していくことがさまざまな例によってわかっています。
当院の患者様には、最適解をその都度お伝えさせていただき、一日でも早くご不調な状態から脱出してもらえるように努めております。
このコラムも、読んでくださっている方の参考に少しでもなっていれば幸いです。
今回の内容へのご意見・ご感想・その他の質問は猫背矯正チャンネルまでお願いします。