第2回:猫背矯正のポイント|深呼吸で心と体をリラックス
本日は前回に引き続き、猫背矯正を受けていただく方にお伝えしたいエッセンスをお話します。
普段から猫背を気にされている方へのヒントにもなりますし、月の輪接骨院で行っている猫背姿勢矯正の中身が少しでもご理解いただければ嬉しく思います。
猫背矯正のポイント
猫背を直す際に施術以外で重要なポイントが3つあります。
深層筋 6つの意識
深呼吸で心と体をリラックス
毎朝姿見で姿勢をチェック
日頃この3点を心掛けていただくだけで、猫背の矯正は格段にスムーズになります。
猫背矯正チャンネルでは、こちらの3つのポイントについて詳しく解説していきたいと思います。
本日は2つ目の「深呼吸で心と体をリラックス」についてお話させて頂きます。
猫背姿勢と呼吸との関係について
スムーズな姿勢が猫背の解消につながる!
猫背姿勢の方で様々な身体の不調を抱えている方に、ぜひ知ってもらいたいことがあります。
いわゆる「背中が丸くなっている」円背型猫背の方は、背中の筋肉が固くのばされるストレスが常時続いています。
一方で、胸筋群・腹筋群・横隔膜などの正面にある筋肉は縮んだ状態が続いている事になります。
正面側の筋肉が縮むことで背中側の筋肉が引っ張られる「猫背」の状態。
それが長く続いていると、胸郭と呼ばれる肺を覆っている骨格そのものの動きが悪くなっていきます。
つまり姿勢を正すことは呼吸をスムーズにすることにも繋がりますし、スムーズな呼吸をするよう意識することが良い姿勢をキープすることにも繋がります。
なぜ「呼吸を意識」するの?
呼吸は主に、「横隔膜」と「肋間筋」と言われる筋肉を使って全身に酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。
これらの筋肉は呼吸運動で意識的にも無意識的にも動かすことができる筋肉です。
意識的に正しく呼吸をすることでこれらの筋肉が鍛えられます。
上手に鍛えたりストレッチをすることで、縮み固まっている姿勢を起こしやすくなっていきます。
基本の呼吸法について
「呼吸」について
呼吸は無意識的に横隔膜を伸び縮みさせることで行われています。
ここが重要なのですが、無意識に行う呼吸が「自律神経」に影響を及ぼしている事がわかっています。
人間が無意識的に行っていることは全て自律神経の作用が働いているんですね。
急なストレスを受けて生じる呼吸を「過呼吸」といい、頻回に呼吸をしてしまう方がいます。
そちらも正しく横隔膜を鍛えることで自律神経の調整がされ、呼吸が正常になりストレスも緩和されていくと言われています。
それでは基本の呼吸法についていくつか申し上げたいと思います。
基本の呼吸法とは
①呼吸は鼻からするものであって、口呼吸はなるべくしない!
皆さんは呼吸をする時に「鼻から」していますか?
口呼吸になってはいませんか?
口は本来「消化器」にあたるため、呼吸をするところではありません。
実は口呼吸はデメリットが多く、酸素を取り込める量が少なかったり口を開けて寝ることで細菌が増殖してしまったりするため要注意です。
②鼻から吸って《3~5秒》、鼻から吐く《6~10秒》
刷っている時間の倍の時間をかけて、鼻から息を吐き切りましょう。
鼻で呼吸をするときですが、吸っている時にお腹を膨らませることで横隔膜が下がり、吐く時にへこませることで横隔膜が上がります。
そういった意識をすることで横隔膜が鍛えられていきます。
まとめ
日常的に意識できる方法で、姿勢を意識した呼吸法をあなたも取り入れてみませんか?
まずはお風呂の中やお休み前のベッドの上とかで始めてみましょう。
良い呼吸の癖を習慣化することで猫背矯正の第一歩に繋がっていきますよ!