石川県・能登半島のこと④(3/29~3/31の遠征の様子)

月の輪接骨院の松岡です。この更新の内容は、遡って3月後半の連休を利用して、親族家屋の片づけに赴いた時のことを綴りました。
この時の様子を、現地で撮影した写真と共にお伝えさせていただきます。
年末年始に、また公費解体に向けての片付けに珠洲市に赴く前に、更新させてもらうことにしました。

今回の回顧録は、2024年3/29~31日の三日間の遠征です。
上下水道の復旧がこの頃果たされた、珠洲市の隣町の輪島市にお宿をとることが出来ました。

このお宿を滞在拠点として、二泊三日で親族家の家屋の公費解体に向けての、片付けを出来るだけ進めていきたいと思っています。

 

三連休初日・快晴。
先ずは親族家屋に赴き、日が暮れるまで大片付けに臨みました。到着時刻が遅くなってしまった為、程よい頃にお宿に向かいます。
水道の復旧は本当にありがたく、食事も地元の漁師さんの漁獲のおかげで…新鮮なお魚料理をいただく事が出来ました!
これで二泊三日の作業も、前回よりも気落ちすることが少なく勤めてこれそうです。

 

 

2日目は、朝一番から家屋片付けに全力を注ぎます。
しかし珠洲市正院町は、水道復旧はなく…避難所指定の小学校にトイレを借りに行けなければならず、水分補給がしにくかったことで、体調管理が難しいと感じました。
片付け作業の合間の休憩を兼ねて、付近を見て回ることにしましたが、付近の家々は、まだこの頃は撤去も進んでおらずでした。

この日は解体申請を出すために必要な、家屋の損壊状況の確認のため、市の職員の方と約束をしていました。
お話しを伺うと、この地域一帯は液状化が進んでいて地盤が軟化して、基礎工事をやり直さなければ家は建たないという…。
微塵も望みの無い話でしたが、するべき事が明確になったという意味では、聞けてよかったと考えるようになりました。
この日も作業をやり遂げて終了。日暮れと共にお宿に到着しました。

3日目も快晴。1日掛けて名古屋に帰るためにお宿から直帰ですが、ニュースで見た輪島の様子を見に行くことにしました。
輪島の朝市通りも、このお宿から車で程近くでした。
朝市通りはがれきの山に埋まり、撤去が少し進んでいるくらいでしたが…さらに驚いたことは、朝市通りの裏手の市場・商店が立ち並んでいたであろう場所は、ニュースで見たままの、一面が焼け野原のままだったことです。

輪島塗りの老舗企業が入っていた«五島屋ビル»は、基礎から倒れて倒壊したまま。
いずれも時間が止まったまま、進まぬ復興を感じたのを覚えています。

 

空はこんなにも青いのに、とても切ない光景。しかし直に見られたことで、現状を知って前に進んでいかなければ。という思いが沸々と沸き上がりました。

今回の遠征で思った事、感じたことなど家族で共有しつつの帰路でした。

 

今回は3月の終わりの回想でした。

年末年始にはまた、冬の珠洲に赴くことになります。
それまでに年内の回想の記録を、ブログでお伝えしていこうと思います。

進んでいない復興地域の報道は、少なくなっています。
直に見てきた感想を皆さんにお伝えしていく事で、毎日の日常に目標をもって過ごしていく事の大切さを、身に沁みつかせていこうと思っています。

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