第42回 ~患者様からのご質問~ 何故、人は歪むのか!?
「 何故、人は歪むのですか? 」
すごくいい質問ですが、なかなか難しい問題です…。
身体の歪みに関し、外部でご指摘を受けたことはあるが、
何故歪んでしまうのかの原因に関しては説明を受けたことがないのだそう…。
原因を知るということは、敵を知るも同じ!
どちらも策くを講じるにあたって、とても大切なことですね。
こんにちは。
あなたの姿勢が、心(感情)と脳(意識)を変えることでアップデート!
正しいホメオスタシスで理想の未来を手に入れる
猫背矯正マイスター®の三輪裕司です。
一日3分読むだけであなたも綺麗な姿勢になれる!
猫背矯正チャンネルでは、猫背を知り尽くした専門家によるヒントやアドバイスを発信していきます。
何故人は歪むのか?
その1:利き手・利き足・利き目説
右利きの人が圧倒的に多いので、生活様式・環境など、右利き仕様になっています。
運動としては、右から左の動きのクセができていて、軸足としては左側にのっています。
左利きの人の場合は、その反対の運動がクセづいています。
対角線上に負担を振り分けていますが、身体の使い方が得意・不得意によって苦手とする動作をしないので、筋肉の付き方が左右で異なってしまい、身体が歪んでしまうのではないかという説です。
利き脚や利き目というのも同様に、こういったことがあるそうです。
その2:臓器アシンメトリー説
アシンメトリーとは左右非対称という意味ですが、臓器の位置はそもそもバランスが良いわけではないという説です。
肝臓は最大の臓器で、1.5kgあるといわれていますが、位置は右肋骨下部(みぎろっこつかぶ)にあります。
他の部位は若干左側に偏っているとされており、心臓や胃もほんの少し左側にあります。
その影響を受けてか、左の肺は右の肺と比べて袋が1つ少なかったり、腎臓の高さが左右で異なっていたりします。
この説ですと、身体の内部に関することですので、なかなか対策はとれませんね…。
その3:地球自転説
地球の自転軸は公転軸に対して、23.4°傾いていて、半時計回りに回転しているそうです。
なので、陸上競技のトラックやスーパーの入口、商品棚、レジまでの導線も、半時計回りになっており、人は知らずのうちに左を好むようになっているそう。
(これを”左回りの法則”というそうです。)
こういった法則や自転軸も含め、「左側に人は歪む!」といいきっている方もいます。
この説を聞くと、何気なく使っていたものや場所も、実は左回りだったり、左側からが優先されている場合があることに気づかされます。
ちなみに、余談ですが、
怖くて不気味な『お化け屋敷』は、右回り、つまり、時計回りの造りになっているところが多いそうです。
これは、左回りの法則を逆手にとって用いられています。
左回りで慣れてしまっている私たちなので、右回りに進んでいるというのはどことなく落ち着かず、なんともいえない不安感を感じるらしく、その感覚をうまく作用させ、スリルを与えているというわけです。
その4:有害毒素、食器添加物等、化学物質による奇形説
この説は、何年も月日を重ねて歪んでしまうというもの。
遺伝子レベルで血液を介し、じわじわと体内に毒素が溜まってしまうことで、
皮膚や筋肉などの細胞の遺伝子が傷つき、傷ついた遺伝子情報のコピーを繰り返して奇形が起こる、つまり歪みが発生するというものです。
この説を踏まえると、毒素は体内からなるべく出してしまった方がいいんだなと感じますよね…。
まとめ
いかがでしたか?
自分たちで気をつけられる範囲をある意味では超えていたかもしれませんが、ここで簡単に説明をさせていただくならば、
「同じ身体の使い方を繰り返さない(クセのまま放置しない)」
「同じ姿勢で長時間いつづけない」
「鞄の持ち方・脚の組み方など、左右対称交互に持ち替えてみる」
など、色々と工夫をし、日常ルーティンを見直し、変化させるということが一番いいかもしれませんね。
そういった自分の中の多様性を高めることが、歪まない為の一番の対策ではないかと考えています。
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