第114回 腰痛の分類、猫背と反り腰の関係について

こんにちは。
名古屋市の猫背をひとり残らず解消する野望を持っている猫背矯正マイスター®の三輪です。
今回のテーマは急増している腰痛。
そして、猫背と反り腰という姿勢について述べさせていただきます。
少しでも腰痛に悩む人に正しい知識をお伝えしていければと思っております。

 

腰痛 5つのタイプ分け

 

①原因が特定できる腰痛(全腰痛の15%)

手術が必要な場合があり、画像などで所見もとれる

例)腰椎の骨折、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛など

 

②原因が特定しづらい、前屈がきつい腰痛(全腰痛の40%)

手術は不要、画像などで所見もとれない

例)椎間板性腰痛

 

➂原因が特定しづらい、後屈がきつい腰痛(全腰痛の40%)

手術は不要、画像などで所見もとれない

例)椎間板関節性腰痛

 

④原因が特定しづらい、お尻がきつい腰痛(全腰痛の10%)

手術は不要、画像などで所見もとれない

例)仙腸関節性腰痛

 

➄手術は不要、画像などで所見もとれない

原因が特定しづらい、筋肉の硬さがある腰痛(全腰痛の10%)

例)筋・筋膜性腰痛

 

主に②~➄に当てはまる腰痛が、当院の施術可能範囲です。

さらに細かくそれぞれの特徴をお伝えします。

 

②椎間板性腰痛

デスクワーカーに多い。

しゃがんで物をとるなど、前かがみの時に危険。

 

➂椎間関節性腰痛

反り腰、女性の方に多い。

電車のつり革に掴まる瞬間などが危険。

 

④仙腸関節性腰痛

産後の女性に多い。

体をねじったり、重いものを持った瞬間などが危険。

 

➄筋・筋膜性腰痛

肉体労働者、またはデスクワーカーに多い。

長時間の同じ姿勢や高負荷のかかること、

特定の筋肉を酷使しているのが危険。

 

分類としては以上ですが、実際は②~➄が複合しているケースが多いです。

痛みを起こすということは、すなわち、そこに負担がかかっているということです。

負担のかかりやすい「姿勢」ということになります。

 

腰痛の多くの人にみられるのは不良姿勢であり、代表的な姿勢が「猫背」と「反り腰」です。

一見すると正反対に見える姿勢ですよね。

実際に、反り腰の人が「私は猫背じゃない!」って全否定をしていましたが、「猫背」と「反り腰」は、実は原因は一緒なんです!

 

解説させていただくと、猫背の方の骨盤は「後傾」といって後ろに傾いています。

一方、反り腰の方の骨盤は「前傾」といって後ろに傾いています。

つまりは、骨盤の姿勢が前か後ろで、その姿勢は決まっていますが、共通したある筋肉部分が関係しています。

 

それは、「大腰筋」です。

 

大腰筋

腰椎と大腿骨を繋いでいる筋肉で、上半身と下半身をまたいでいるところに付いています。

大腰筋が硬く短くなると股関節が曲がって伸びにくくなります。

 

上から引っ張られるような力が加わっていると猫背になり、骨盤は後傾になります。

逆に下から引っ張られるような力が加わっていると反り腰になり、骨盤は前傾になります。

 

ともに「大腰筋」なんですが、その大腰筋を硬くしている主な犯人が猫背と反り腰で、少々違いがあります。

 

猫背の人は、上から大腰筋を引っ張っている筋肉が主に「腹筋群」(おなか)です。

反り腰の人は下から大腰筋を引っ張っている筋肉が主に「大腿四頭筋」(太もも前)です。

 

大腰筋を機能させるために、筋肉を柔らかくすること、筋肉を使うことが非常に重要ですし、それと併せて自分の姿勢に合った筋肉を柔らかくすること、筋肉を使うことが、とても大事になってきます。

 

冒頭に仕分けさせていただいた5つのタイプ別腰痛に、一番当てはまるのはどの腰痛か、または姿勢はどういう状態なのか!?

現状を知ることで対策がたてられます。

ご自身の腰痛がどのようなタイプの腰痛か、これをわからないままにSNSなどの動画で発信されているストレッチやエクササイズをしても効果が出なかったり、さらに悪くなったりする可能性があります。

 

ですので、当院では姿勢の矯正によって、腰痛を取り除くのはもちろんですが、良い状態をキープできるようにその方の腰痛や姿勢に合わせたセルフケアをお伝えしております。

 

是非、自分自身でも腰痛をケアしたい方、ご自身の腰痛タイプや理想的な姿勢が知りたいという方は、当院の「猫背姿勢矯正」を受けてみてください。

 

猫背でも反り腰でも巻き肩でも、ストレートネックでもO脚でも、どんな姿勢であっても、あなたの悩みにお力になれると思います。

 

是非、LINEからお友達登録後、ご相談ください。

 

 

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